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アルヴァ通信

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黒樫が外壁への道を塞ぐ 森への道が塞がれる

広がり続ける黒樫が、ブラックオークの森とラウレス外壁を結ぶ道を塞いだ。今後、森へ入れるのはホロウデルからのみとなる。

「帝国文字の石標までは道が残っていたが、その先は木立に変わっていた」

さきごろ、ラウレス外壁からブラックオークの森へ入ろうとした冒険者の一人は、ドルガンへ戻るなりそう報告した。一行は半日かけて抜け道を探したが、見つからなかったという。

知らせを受けた冒険者ギルドはすぐに調査班を現地へ送った。報告によれば、帝国文字の石標から先は太い根が覆っており、かつての道筋に沿って幹が隙間なく立ち並んでいるという。もとより往来の乏しい道で、塞がれた時期は特定できていない。

ギルドは復旧も検討したが、森には黒樫のトレントと巨大蜘蛛が棲みついている。復旧は見送られ、同区間は地図上から外された。これにより、森へ通じる道は北のホロウデルを抜ける一本を残すのみとなった。

ドルガンの工房に広がる不安

知らせに顔を曇らせたのは、ドルガンの職人たちである。森の巨大蜘蛛から採れる糸は、鎧の内張りに欠かせない。これまでは森から南の道を経て運ばれてきたが、今後はホロウデルからコルベントを回って届くのを待つしかない。ある鍛冶師は「糸が届かなければ、兜ひとつ仕上がらない」とこぼした。

冒険者ギルドは、無理に黒樫に塞がれた道を進もうとしないよう注意を呼びかけている。

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